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海洋資源のストロンチウム汚染

放射能汚染というと、今やセシウムが一番耳に聞かれるようになったが、
セシウムよりも害が大きい物質、ストロンチウムもやっと注目を集め始めた。
事故当初から危険性が大きい物質として、プルトニウムと並べて紹介される事が多かった物質だが、
検査での検出が難しいとして調査が進まないでいた。
なぜストロンチウムの危険性が高いかというと、
摂取してしまうとカルシウムと似ている構造のせいで骨に蓄積する。
セシウムは主に筋肉に蓄積し約100日程度で体外に排出されるが、
ストロンチウムは体外に排出されにくい。一説では18年かかると言われている。
18年もの間、内部被曝を続けていると体にどんな影響があるかまでは研究されてはいない。
しかし、多大な悪影響を及ぼす事くらいは容易に想像がつく。
このストロンチウムが実に約462兆ベクレルも海に放出されたというのだ。
ちなみにこの量が最大量ではない。
462兆ベクレルは4,5月に海に漏れ出た汚染水の量から試算されたものだ。
実際にはこれ以上に流出済みだと考えられる。
そして、流出したストロンチウムは海洋資源を汚染し魚の骨に蓄積する。
今まではセシウムが魚から検出される事はあったが、
ストロンチウムは検査の対象外だったため検出されていない。
しかし、含まれている可能性は高い。
ストロンチウムの流出量はセシウムの10分の1と推測されている。
単純に規制値を10分の1にするわけにはいかない。
体外に排出されにくい分、もっと厳しい値を適用しなければならないが、
場合によっては、今まで流通していた魚が実は規制が必要でしたって話にもなる。
風評だの責任問題だの言ってる場合ではなく、早急に対策が求められる。

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